発達障がいを持つ子供たちの特性に合わせた独自のサッカープログラムさっかぁりょういくを提供する日本発達支援サッカー協会代表理事の杉岡英明です。
私が講師をつとめる「さっかぁりょういく初級認定講座ベーシック」「さっかぁりょういく初級認定講座」は、子どもたちの好ましい行動の引き出し方、好ましくない行動への対応の仕方、許しがたい行動への対処など、理論だけではなく実際のところどうするか?という行動レベルでのノウハウをお伝えしています。
近年ユニバーサルデザインという言葉をよく耳にするようになりましたが、これらの講座もユニバーサルな講座であると考えています。
ユニバーサルデザインは建築やデザインから発祥した概念で、文化・言語・国籍や年齢・性別・障がいの有無などに関わらず、できるだけ多くの人が利用できるようにすることをコンセプトにしています。
たとえば、コイン投入口が大きい自動販売機、センサー付きの蛇口、音楽付き・時間表示付きの信号機など。ユニバーサルを意識すると最終的に誰もが使いやすい環境になります。
バリアフリーは主に障害のある人や高齢者に対する考え方ですが、ユニバーサルデザインはその発展型とも言え、デザインに限らず様々な考え方に影響を与えています。いつでも・どこでも・だれでもというユニバーサルな考え方は対象範囲を広げ、様々な可能性を見せてくれます。これまでは思いもつかなかった新しい見方を提供してくれるのです。
さっかぁりょういく初級認定講座ベーシック・アドバンスは、サッカーコーチになりたい方や発達障がいに関わる職種の方々だけでなく、医療従事者、企業の管理職、学校の先生、保育士、学生など、多種多様な方々に受講いただいています。まさに、いつでも・どこでも・だれでも。このように対象範囲が広く、多くの方々の役に立つユニバーサルな講座はなかなか他に例を見ないと思います。
さらに、これらの講座をよりユニバーサルにしているのは、これらが発達障がいを持つ子供たちに対する行動ノウハウをお伝えするだけでなく、実はすべての子供たちへの対応・あり方を学べるものだからです。発達障がいは今の社会の障がいのあるなしの壁を崩し、新たな可能性の扉を開いてくれます。
日本発達支援サッカー協会は、さっかぁりょういくを通して、「障がいを個性に!」を目指し、実現させていきます。
次回のさっかぁりょういく初級認定講座ベーシックは12月5日(日)初級認定講座アドバンスは12月12日(日)いずれも13:00~17:00にZOOMでのオンライン開催になります。お申し込み受け付けはすでに始まっています。お早めにお申し込みください。