ご挨拶

代表理事 杉岡 英明
医療法人M. コラソン理事長

先輩たちの華麗なボールさばきに憧れ、深夜のTV番組でヨーロッパのプロサッカーに魅了された中学時代。多くの友人や素晴らしい体験を得たことが、今でも自分自身を支える芯になり、生きる力となっています。そして、「いつの日か、サッカーの素晴らしさを伝えることで世の中のためになりたい。」という思いは、学生時代を経て社会人になり、歯科医師になった後も、私の中に在り続けていました。そしてある日、障がいのある子どもを持つ元サッカー選手(現協会理事)と出会いました。「障がいのある子どもたちにサッカーを教えたい、サッカーの楽しさを伝えたい、サッカーを通して一緒に成長していきたい。」という彼の熱い気持ちに、この出会いは偶然ではなく必然だと感じました。そして、発達障がいを持つ子どもたちの生きる力になるような体験や環境を作ることが私たちの使命だと意気投合し、ともに当協会を設立しました。人が困難にぶつかった時、大切なのは「自分はやればできるんだ!」という自己肯定感であると言われています。子どもたちは、サッカーを通して成功体験を積むことで、この自己肯定感や生きる力を獲得し、それは社会参加への支えとなります。私たちは、子どもたちが将来どんな素晴らしい花を咲かせるか、そのサポートをしていきたいのです。芽が出て葉が出て、しっかり根ができるまでは特性にあった育成や環境が必要ですが、その1つが“さっかぁりょういく”です。そしていつかは、いろいろな素敵な花を様々なフィールドで咲かせてもらいたいと考えます。 

日本発達支援サッカー協会は、平和発信の地である広島から、「サッカーで障がいを個性に」「子どもたちと家族に笑顔をつくりたい!」という志を持って、生きる力と喜びのある明るい未来の実現に向けて邁進していきます。ご協力よろしくお願いいたします。

 

 

 

特別顧問 野村 尊敬

日本のサッカーは、戦前、戦後の黎明期から、メキシコ五輪、日本リーグを経てJリーグとなり、それからの進歩発展には著しいものがあります。以前は夢物語であったW杯も当たり前のように出場するようになりました。サッカーを愛する人々の尽力の賜であると思います。これからさらに世界のサッカー先進国となっていくには、誰もがサッカーを楽しめる環境や人づくりが大切になると考えます。2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、スポーツの新たな未来を見せてくれるでしょう。そうした時代の流れの中で、新しい未来創造のために貢献できる機会を得たことは大変有意義で喜ばしいことです。サッカーはだれでも楽しめるスポーツです。当協会には、その魅力をたくさんの人に広める役割も担ってほしいと思っています。 

サッカーは人と人をつなげるスポーツでもあります。そのつながりが広がれば、それは大きなエネルギーになります。

 

この協会の理念とビジョンに多くの方々が賛同していただき、関わる人の笑顔が全国に溢れることを祈念しております。