発達障がいを持つ子どもたちの特性に合わせた独自のサッカープログラムさっかぁりょういくを提供する日本発達支援サッカー協会代表理事の杉岡英明です。

 

この度、サッカーによる療育および広島新サッカースタジアムのセンサリールームについて、広島の経済界への主要情報誌である、広島経済レポート様と経済レポート様に取材していただきました。とても丁寧に取材していただき感謝いたします。

 

発達障がいを持つ子どもたちの多くは日常生活で自分を褒めてもらったり、認めてもらったりする経験がなかなかありません。むしろ叱られたり、否定されることが頻繁に起こります。そのため自分に否定的になり、積極性を失い、学校に行けなくなることもあります。そしてやがては社会にも出れなくなり、仕事にも就けなくなります。

 

好きな事なら誰よりも集中できたり、こだわりの強さをポジティブに使うことも可能なのにとても残念な事です。

 

日本発達支援サッカー協会では、発達障がいを持つ子どもたちを褒めて、認めて、成功体験を積んで自己肯定感を育むプログラムとその指導法で子どもたちに大きな変化を創り出しています。日本発達支援サッカー協会はサッカーで将来の社会的自立のベースになる心の育成に関わっています。サッカー教室としてのSKCアカデミーはU-18までカテゴリーがありますが、その年齢までサッカーを続けている子は集団の中での自分の特性の生かし方に気付いています。あとは社会の側のさらなる変化が必要です。

 

最近は発達障がいを持つ人の可能性を仕事に生かせると知り、積極的に雇用を推進する企業も増えつつありますが、まだまだ十分とは言えません。自分の子どもが社会で自立出来ることは、障がいのある無しにかかわらず保護者の願いでもありましょう。今回のような情報を発信させていただく事で、企業の皆様の発達障がいへの理解や認知を深めるきっかけになれたら幸いです。

 


経済レポート(令和6年4月2日 2972号)

広島経済レポート(4月4日号)

 

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