JDSFA認定講師の皆さん。JDSFA認定講師マスタートレーナーの諏訪昭浩です。
先日、初級認定講座ベーシックとアドバンスの最新のパワーポイント資料をメールしましたが、受け取られましたでしょうか?メールした資料には、リアル開催とオンライン開催両方のバージョンが含まれています。
本講座は、もともとリアルな会場で開催することを念頭に構築されましたが、新型コロナでリアル開催が難しくなり、急遽オンラインバージョンを追加しました。それ以来、当協会主催の全ての認定講座もオンラインで行っています。皆様もオンライン開催を考えられている方が多いと思いますが、受講者の学びの大きさを考えると、やはりリアルに優るものはありません。仲間内だけで開催するなどリアルでの開催が可能な場合は、是非リアル開催を目指してください。
さて、皆さんの中には既に2-3回、講座を実施された講師もいらっしゃいますが、ほとんどの方はまだ1回目の実施をされていません。開催に向けて準備を進められていると思いますが、今日は皆さんが忘れがちな大事なことについてお伝えします。
認定講師養成コースでもお伝えしたように、セミナーの主役は皆さんではなく受講者ですよね。講師初心者の時は、このことを忘れがちなんです。
自分がどう上手くしゃべるか、どうやって綺麗に見せるか、そういう「自分事」ばかりに気を取られて、肝心の受講者のことを忘れてしまうのです。
大切なのは、受講者がどう変われるか、これにつきます。
では、受講者が変われるようなセミナーをするにはどうすればいいでしょうか? 僕は長い講師の経験から次のように思っていまあす。
万全の準備の先に見える臨界点を超えたとき受講者は大きく変わる!
まずはしっかり準備してください。準備とは伝える内容をしっかり理解し、自分ならではの逸話、経験談などを用意すること。そして、何度も何度もリハーサルすること。それを繰り返していくうちに、目の前のこの人を何とか救いたい、という「想い」が生まれてきます。それが強くなって、「絶対にこの人を変えてやる、助けてやる!」という気持ちがマックスになったとき、僕はそれを「臨界点を超える」と表現しています。ここまで来てはじめて、あなたのセミナーは力強く、相手を変える力を持つものになります。
臨界点を超える。この言葉、よく覚えておいてください。そして、日々ひたすら、臨界点を超えるための準備とリハの繰り返しをお願いします。
皆さんがパワフルな講師になれるよう、これからもご指導いたします。