新型コロナウイルス感染拡大はいまだ終息せず、そんな中でついに東京オリンピックが開幕しました。スポーツへの関心が高いこんな時こそ、積極的に認定講座を開催してください。
とはいえ、講師は引き続きオンラインによるセミナー開催を強いられ、むしろ最近ではオンラインが当たり前になってきています。
最近ある講師が、「オンラインで楽になった」とおっしゃいました。
本当にそうでしょうか?
この方がこうおっしゃった理由は、オンラインだと講師が何をしているのか隠すことができるからです。たとえば、カンペを見ていても、リアル開催では目立ちすぎてアウトなのですが、オンラインだと何とか形にすることができる、ということ。
そういう、簡単にしようと思えばできてしまうという特徴はあるのは事実ですが、ここで決して忘れてはならないことがあります。
それは、オンラインであってもリアルであっても、講師は受講者にノウハウを提供し、最後に行動に移すまでの責任を負っているということです。
単にノウハウを伝えるだけなら本を読めばいいし、さっかぁりょういく初級認定講座であれば、その内容をプリントにして配布すればいいわけですが、なぜ講師の皆さんが存在する意味があるのかというと、講師は受講した方々を実際の行動に導くからです。
オンライン開催をする場合、行動に導く、その気にさせるということは、実はリアル開催より難しくなります。リアルで3次元で接し同じ空間を共有するのに対して、オンラインでは2次元別空間での接触になり、そのぶん、行動に導く力が弱くなるのです。
つまり、オンラインセミナーは決して楽ではないのです。
行動に導く力が弱くなったことをどう補うか。これを真剣に考え、工夫を凝らす必要があります。これを常に繰り返すことによって、あなたのスキルは次第にアップし、更に強い力で受講生を行動に導くことができるようになります。