発達障がいを持つ子どもたちの特性に合わせた独自のサッカープログラムさっかぁりょういくを提供する日本発達支援サッカー協会代表理事の杉岡英明です。

 

8月20日、平和とスポーツと歯と口の健康がコラボした平和祈念U-12デンタルサッカーフェスタ2023が無事終了いたしました。18日の平和記念資料館での平和学習から当日夜の選手交流会、19日のリーグ戦と夜のサンフレッチェ広島対川崎フロンターレ観戦、20日の順位決定戦と充実のスケジュールでした。

 

参加チームは長崎、福島、沖縄、中国5県、合わせて16チームで行われました。酷暑が心配されましたが、運良く、曇ったり、風が吹いたりで、熱中症もなく、大きな怪我もありませんでした。

 

飛行機の事情で平和学習に間に合わなかった沖縄チームが帰る当日にスケジュール変更してまでも平和記念資料館を見学しました。沖縄の指導者の方が本当にこの大会の意義を認識してもらっていることがわかり、とても感謝しています。

 

参加チームの指導者からは、「こっち(コーチ)の言うことが伝わらなかったり、チームに馴染まず辞めていった子もいたし、気になっていました。それって発達障がいだったんでしょうか?」という声もありました。すべてを発達障がいと結びつけるわけにはいきませんが、そういう場合、コーチも子どもも悪気はなく、ただお互いがわかり合っていないことで、サッカーが好きなのに続かないという現状があります。当協会は、そういう子どもたちの特性に合わせたサッカープログラムさっかぁりょういくを提供するとともに、よりコミュニケートできるコーチを育成しています。

 

来春に竣工する広島の新サッカースタジアム(エディオン・ピースウイングスタジアム)が、お互いのことが分かり合え、サッカーを通して仲間づくりが出来る場、平和を発信するスタジアムになってほしいと思います。そのために来年はこの大会が新サッカースタジアムで開催できるよう願っています。同時に毎年42日の世界自閉症啓発デーに当協会が主催している、発達障がい児のサッカー大会であるジーニアスカップももちろん、新スタジアムで行われるよう活動してまいります。

 

違いを認め合い、協力できる人がもっと増えて、社会や国もそうなれば、それは平和に必ずつながっていくと信じています。

 

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