発達障がいを持つ子どもたちの特性に合わせた独自のサッカープログラムさっかぁりょういくを提供する日本発達支援サッカー協会代表理事の杉岡英明です。

 

7月9日(土)に帝京大学八王子キャンパスで開催された第31回日本スポーツ産業学会で、スポーツ庁長官賞アイデアコンペの最終審査が開催され、福山大学の藤本倫史先生と共に、「発達障がいの子どもたちを支援するスポーツツーリズムプランとホスピタリティスペースの活用」というテーマで発表してきました。

 

この学会はスポーツ産業の健全な発展に寄与している産官学の共同による開かれた学会で、今回の学会のテーマは「多様な主体がスポーツを『つくる/はぐくむ』〜協働マネジメント〜」でした。

 

発達障がいの子どもたちは公共交通機関による長距離の旅行をする機会を諦めていることが多いです。そこで2024年春に竣工予定の広島新サッカースタジアムに作られる「センサリールーム」にアウェイから観戦に来てもらえるようにするプランを考えました。その運営を産官民学で持続可能な組織として行います。

 

「センサリールーム」でサッカーを見て、好きになったら、子どもたちの「やりたい!」を支援することが大事だと考えます。そのためのさっかぁりょういくアカデミーの開催プランも盛り込みました。

 

サッカーを見ることもやることも諦めていた子どもたちに可能性の扉をつくることが当協会のミッションです。

 

最終審査に残った5グループには食い込んだものの、残念ながら長官賞受賞は逃しましたが、発達障がいに関してはまだまだ初めて聞いたという方も多く、たくさんの学会関係者の方々から関心を寄せていただきました。

 

今後とも、多様性を包括する寛容な世界づくりにつながるように、発達障がいへの理解や認知を広げていきたいと思っています。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事